超薄膜スクラッチ試験機の測定例

MMA基材上のハードコートを加温環境下でマイクロスクラッチ試験を実施した結果を紹介いたします。

MMA基材上のハードコートを加温環境下でスクラッチ試験をした結果と顕微鏡写真

メタクリルサンメチル(MMA)基材にハードコートを施したサンプルに対して、異なるステージ温度で測定した結果を下記に示します(下左;室温 下右;70℃ 各サンプルn=3)。
常温測定の結果は、平均66.9mNの荷重印加により変化が認められたのに対し、70℃測定の結果は、平均35.2mNの荷重印加により変化が認められました。

チタンナイトライドの測定痕

室温のスクラッチ測定データ

チタンナイトライドの測定痕

高温(70℃)のスクラッチ測定データ

測定条件

  • スクラッチ速度:10μm/s

臨界はく離荷重値(測定結果)

  • 66.9mN(室温)
  • 35.2mN(70℃)

Oscillating Microscratch Tester

CSR5100

超薄膜スクラッチ試験機

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