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軟質表面の粘弾性を含む摩擦抵抗力を計測するレオトライボテスタの測定例を紹介いたします。
シルクとカシミアの測定
繊維の摩擦・粘弾性測定を可能とします。
ここでは、カシミアとシルクという異なる2種類の繊維について、同じ力、幅で表面を擦った時に網目の方向で検出される力がどのように変化するかを観察した事例を紹介します。
カシミアでは縦方向(ウェール)と横方向(コース)ともに歪んだ三角波状の力の波形が得られたため、繊維が圧子に追従することでせん断力が得られたと考えられます。
一方、シルクでは横方向(コース)は検出された力がほぼ一定となる領域が存在するため、動摩擦力が検出されたと考えられますが、縦方向(ウェール)については三角状と矩形状が混在する力の波形が得られたことから、圧子に繊維が追従する現象と圧子と繊維が滑る現象が同時に発生することで、せん断力と動摩擦力が同時に検出されていると考えられます。
ウェール | コース | |
---|---|---|
カシミヤ | ||
シルク |
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後日、営業担当もしくはカスタマーサービス担当よりご連絡させていただきます。
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