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軟質表面の粘弾性を含む摩擦抵抗力を計測するレオトライボテスタの測定例を紹介いたします。
ニトリルゴムの摩擦測定
ゴム・エラストマーの耐劣化性の評価に貢献します。
ゴムをはじめとする軟質材料は、タイヤやシール材など幅広い分野で活用されていますが、その開発において、数十年単位の長期的な使用や厳しい環境下での使用を想定した劣化に対する評価が重視されます。レオトライボテスタは劣化による摩擦力や粘弾性の変化を捉えることが可能です。
ここでは、ニトリルゴムにおける劣化の評価事例を紹介いたします。
ニトリルゴムを屋外に放置し直射日光を当てることにより劣化させたさせた試料を作成し、室内保管された試料との摩擦力を比較しました。その結果、屋外放置によりニトリルゴムの摩擦力が顕著に低下することが明らかとなりました。測定波形を観察すると、室内保管の試料については粘弾性的な力を示す曲線部分が存在すること、屋外放置した試料ではその曲線部分がほぼ存在しない矩形状の波形を示すことが分かりました。これは、屋外放置により粘弾性的性質が損なわれ摩擦力が低下したこと、すなわち、劣化したことを示します。
屋内保管
屋外放置
NBR65の摩擦力の変化
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