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ソルダーチェッカの測定例

はんだと電子部品のぬれ性を測定するはんだぬれ性試験機を用いて、はんだの組成がぬれ性へ及ぼす影響を評価した測定例を紹介いたします。

はんだ組成によるぬれ性への影響評価測定例

はんだの組成違いによるぬれへの影響を測定するために用いた銅板の写真

環境問題の観点より、従来使用されてきた鉛を含むはんだから鉛フリーはんだへの移行が進み、これらはんだの組成違いももちろんぬれ性に影響を及ぼす原因となります。

はんだ組成のぬれへの影響を測定するため、電子部材の変わりに左記サイズの銅板を使用し測定を行いました。(差異を明確とする為、JIS規格規定のサイズよりも大きなものを使用しております)

測定条件

  • 銅板:リン脱酸銅板(10x30x0.3mm)
  • 浸せき時間:10sec
  • 浸せき深さ:2mm
  • 温度:250度
  • フラックス:JIS標準B

下記のグラフは各種組成の異なるはんだに対する測定結果を示したものです。(n=10)

ゼロクロスタイムに顕著な差異を見ることが出来ます。

Sn-37Pbはんだ Sn-3.5Agはんだ
鉛含有はんだのぬれ性試験の測定結果 鉛フリーはんだのぬれ性試験の測定結果
Sn-3Ag-2Biはんだ Sn-0.7Cuはんだ
鉛フリーはんだのぬれ性測定の試験結果 鉛フリーはんだのぬれ測定の試験結果
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