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接触電気抵抗同時計測型摩擦摩耗試験機の測定例
金メッキを施した板の表面を一定荷重で摺動させ、金メッキの破壊による摩擦係数の変化と接触電気抵抗の変化を評価した測定例を紹介いたします。
金メッキの破壊による摩擦係数及び接触電気抵抗の変化測定
金メッキを施した板の表面にφ5mmのボールを介して300gを印加した状態で、摺動を行った結果が、左図のグラフである。
摺動開始と同時に摩擦係数の上昇が確認できるが、接触電気抵抗には大きな変化が見られなかった。その後、摩擦係数が大きく上昇した後に、大きな変動を見せなくなった辺りから接触電気抵抗に大きな変化が見られた。
金メッキ表面に破壊が発生し、摩擦係数が上昇するも、印加荷重が大きいこともあり、接触電気抵抗に影響を及ぼすことはなかったが、その後の摩擦係数が安定した領域では、接触電気抵抗が急激に高くなっていることから、金メッキが無くなり電気導通が極端に悪くなったものと思われる。